「元請から『CCUS未登録だと次の現場入れない』と言われた」
2026年現在、こうした連絡が建設業の現場で日常的に発生しています。建設キャリアアップシステム(以下、CCUS)の登録は、もはや「いずれやる」ものではなく「いま揃えておく」インフラに変わりました。
事業者登録と技能者登録、どっちから手をつければいいんでしょうか…
両方必要だ。でも順番と書類の揃え方さえ押さえれば、自社で完結できる。今日はそこを実務直結で整理する
CCUS登録は、経審加点・公共工事入札・元請からの選定に直結する制度です。一方で、必要書類は事業者登録だけで15種類前後、技能者登録でも10種類前後にのぼり、申請フォームの入力項目も多岐にわたります。「全体像が見えないまま着手して途中で止まる」——これが登録が進まない最大の理由です。
本記事は、CCUSの事業者登録・技能者登録の手順・必要書類・費用・期間・代行活用・却下対応までを、保存版の実務マニュアルとして整理しました。建設業の経営者・人事・現場代理人・一人親方の方が、机上で手順を追えるレベルでまとめています。
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CCUS登録の全体像|事業者登録 vs 技能者登録の違いとは

CCUSの登録は2種類あり、立場によってどちらか、または両方を行います。
会社としては事業者登録、社員は技能者登録、っていう理解でいいんですか?
概ねその通り。ただし、一人親方は事業者登録と技能者登録の両方を、自分1人で行うケースが多い。立場で必要な登録が変わるのがポイントだ
事業者登録(会社・個人事業主向け)
事業者登録は、建設業者として会社・個人事業主単位で行う登録です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 建設業を営む法人・個人事業主 |
| 登録単位 | 1事業者につき1登録 |
| 登録料 | 6,000円〜240,000円(資本金額により変動) |
| 有効期間 | 5年(更新可) |
| 主な必要書類 | 商業登記簿謄本(履歴事項全部証明書)・建設業許可通知書 等 |
法人の場合、登録料は資本金額に応じて段階的に上がります。個人事業主は一律6,000円です。
技能者登録(建設技能者個人向け)
技能者登録は、現場で働く建設技能者が個人単位で行う登録です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 建設技能者(個人) |
| 登録単位 | 1人につき1登録 |
| 登録料 | インターネット申請:2,500円/窓口申請:3,500円 |
| 有効期間 | 10年(更新可) |
| 主な必要書類 | 本人確認書類・社会保険加入証明・資格保有証明 等 |
技能者登録には「簡略型」と「詳細型」の2種類があり、詳細型のほうが登録項目が多い代わりに、現場での評価に活用しやすい設計です。
一人親方は両方の登録が必要
一人親方は、事業者であると同時に技能者でもあるため、事業者登録と技能者登録の両方を行います。
両方やるんですか? 大変そう…
実務的には、事業者登録を先に済ませてから技能者登録の順番が推奨される。事業者IDを取得してから技能者の所属事業者として紐付けるほうが、後の修正が少なくて済むんだ
【事業者登録】必要書類15個と所要時間・費用の早見表

事業者登録の必要書類は、法人・個人事業主・資本金額・建設業許可の有無で変動しますが、おおむね15種類前後を揃える必要があります。
法人の事業者登録 必要書類リスト
| # | 書類 | 入手先 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1 | 商業登記簿謄本(履歴事項全部証明書) | 法務局 | 発行3ヶ月以内 |
| 2 | 建設業許可通知書 のコピー | 自社保管 | 許可保有事業者のみ |
| 3 | 建設業退職金共済(建退共)契約者証 | 建退共本部 | 加入事業者のみ |
| 4 | 中小企業退職金共済(中退共)加入証明 | 中退共本部 | 加入事業者のみ |
| 5 | 健康保険・厚生年金 加入証明書 | 年金事務所 | 適用事業所 |
| 6 | 雇用保険適用事業所設置届 | ハローワーク | 雇用保険加入事業所 |
| 7 | 労災保険 加入証明書 | 労働基準監督署 | 一人親方労災含む |
| 8 | 営業所写真 | 自社撮影 | 看板・外観 |
| 9 | 直前1年の工事経歴書 | 自社作成 | 経審添付資料を流用可 |
| 10 | 銀行口座情報 | 自社 | 登録料引落用 |
| 11 | 代表者の本人確認書類 | 自社 | 運転免許証等 |
| 12 | 役員一覧・役職一覧 | 自社 | 登記簿と整合 |
| 13 | 担当者連絡先 | 自社 | 申請担当者 |
| 14 | 退職金共済以外の福利厚生証明 | 自社 | 任意 |
| 15 | 振込先口座情報の通帳写し | 自社 | 登録料引落用 |
個人事業主の事業者登録 必要書類
| # | 書類 | 入手先 |
|---|---|---|
| 1 | 開業届の控え(受付印あり) | 税務署 |
| 2 | 本人確認書類(運転免許証等) | 自身 |
| 3 | 建設業許可通知書 のコピー | 自身 |
| 4 | 確定申告書 直近1期分 | 自身保管 |
| 5 | 国民健康保険・国民年金 加入証明 | 役所・年金事務所 |
| 6 | 一人親方労災 加入証明 | 一人親方労災団体 |
| 7 | 営業所写真 | 自身撮影 |
| 8 | 直前1年の工事経歴書 | 自身作成 |
| 9 | 銀行口座情報 | 自身 |
| 10 | 通帳写し | 自身 |
思ったより書類多いですね…
ただし、建設業許可申請の経験がある事業者なら、6-7割は既存書類で揃う。新規でゼロから集めるのは健康保険・営業所写真・通帳写しくらいだ
事業者登録の費用(資本金別)
法人の事業者登録料は、資本金額で11段階に分かれます。
| 資本金 | 登録料(5年分・税込) |
|---|---|
| 個人事業主 | 6,000円 |
| 500万円未満 | 6,000円 |
| 500万円〜1,000万円 | 12,000円 |
| 1,000万円〜2,000万円 | 24,000円 |
| 2,000万円〜5,000万円 | 48,000円 |
| 5,000万円〜1億円 | 60,000円 |
| 1億円〜3億円 | 120,000円 |
| 3億円〜10億円 | 240,000円 |
| 10億円〜50億円 | 480,000円 |
| 50億円〜100億円 | 600,000円 |
| 100億円超 | 1,200,000円 |
※2026年5月時点。最新の料金はCCUS公式の事業者向けページで必ずご確認ください。
所要時間の目安
- 書類収集:5〜10営業日
- インターネット申請の入力:2〜4時間
- CCUS事務局の審査:3〜4週間(繁忙期は1ヶ月超)
- 事業者ID発行:審査完了後、即日
→ 書類が揃ってから事業者IDが手元に来るまで約1ヶ月〜1ヶ月半を見込むのが現実的です。
【技能者登録】必要書類10個と詳細型・簡略型の使い分け
技能者登録は個人ごとに行います。事業者登録より書類点数は少なめですが、資格証明書類が中心になります。
技能者登録 必要書類リスト
| # | 書類 | 入手先 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1 | 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード等) | 本人 | 顔写真付き |
| 2 | 顔写真データ | 本人 | デジタル写真 |
| 3 | 社会保険加入証明(健康保険被保険者証 写し) | 本人 | 詳細型必須 |
| 4 | 国民年金または厚生年金 加入証明 | 年金事務所 | 詳細型必須 |
| 5 | 雇用保険被保険者証 | ハローワーク | 雇用関係技能者のみ |
| 6 | 労災保険特別加入証 | 一人親方労災団体 | 一人親方のみ |
| 7 | 国家資格証 | 各資格団体 | 保有資格全て |
| 8 | 講習修了証 | 各講習団体 | 玉掛・足場組立等 |
| 9 | 経歴証明書 | 過去勤務先 | 詳細型のみ |
| 10 | 銀行口座情報 | 本人 | 登録料引落用 |
簡略型と詳細型の違い
| 項目 | 簡略型 | 詳細型 |
|---|---|---|
| 登録料 | 2,500円 | 2,500円(同額) |
| 必要書類 | 6〜7種類 | 10種類 |
| 入力項目 | 基本情報のみ | 経歴・資格・社会保険まで |
| 現場での評価活用 | 限定的 | フル活用可 |
| 経審加点への寄与 | △ | ◎ |
同じ料金なら詳細型のほうがいいですよね?
経審加点・元請評価・処遇改善——CCUSの経営効果を引き出すなら詳細型一択だ。簡略型は『とりあえずID取りたい』ケースのみ
技能者登録の費用と所要時間
- 登録料:インターネット申請2,500円・窓口申請3,500円
- 書類収集:3〜7営業日
- 入力時間:1〜2時間
- 審査期間:2〜3週間
- CCUSカード発行:審査完了後、約2〜3週間で郵送
→ 技能者登録からCCUSカードが手元に届くまで約1.5〜2ヶ月です。
標準申請フロー全7工程|インターネット申請の手順

CCUSの登録は、インターネット申請が標準です。郵送・窓口申請も可能ですが、所要時間が1.5〜2倍に伸びるため、特別な事情がない限りネット申請が推奨されます。
ネット申請って具体的にどんな流れですか?
STEP 1から7まで順番に進めれば自社で完結できる。途中で止まりやすいポイントも一緒に押さえていこう
STEP 1:CCUS公式サイトでアカウント作成
CCUS公式ホームページにアクセスし、「事業者の方」または「技能者の方」のメニューから仮ID登録を行います。
- メールアドレスを登録
- 認証メールのリンクをクリック
- ログインID・パスワードを設定
所要時間:10〜15分
STEP 2:登録区分の選択
事業者登録か技能者登録か、また技能者登録の場合は簡略型・詳細型を選択します。一人親方は事業者登録から先に行うのが推奨ルートです。
STEP 3:基本情報の入力
事業者登録の場合:
- 商号・所在地・代表者名
- 資本金・従業員数
- 建設業許可番号・許可業種
- 営業所一覧
- 役員情報
技能者登録の場合:
- 氏名・住所・生年月日
- 所属事業者(事業者IDを入力)
- 保有資格・講習修了履歴
所要時間:60〜120分
STEP 4:必要書類のアップロード
事前に揃えた書類のPDFまたは画像ファイルを1点ずつアップロードします。
- ファイル形式:PDF・JPEG・PNG
- 1ファイル容量上限:5MB
- 合計ファイル数:15〜20個
STEP 5:登録料の振込・口座引落設定
登録料を金融機関振込または口座引落で支払います。
- 振込:申請後3営業日以内に振込
- 口座引落:通帳写しと印鑑届の提出
STEP 6:CCUS事務局の審査
CCUS事務局(一般財団法人 建設業振興基金)が書類審査を行います。
- 標準審査期間:3〜4週間
- 不備があればメール・電話で連絡
- 追加書類提出が必要な場合あり
審査で却下されたらどうすればいいんですか?
却下は『情報不一致』が原因の大半。建設業許可情報との氏名・住所・許可番号の表記揺れで弾かれるケースが多い。登記簿・許可通知書とCCUSの入力情報を完全一致させるのが鉄則だ
STEP 7:事業者ID・技能者IDの発行
審査完了後、事業者ID・技能者IDが発行されます。
- 事業者ID:14桁
- 技能者ID:14桁
- 通知方法:登録メールアドレス宛にPDF発行
技能者の場合、IDの発行から約2〜3週間でCCUSカードが郵送されます。
認定登録機関での窓口申請|全国対応とメリット
インターネット申請に抵抗がある事業者・技能者向けに、認定登録機関での窓口申請も用意されています。
認定登録機関とは
認定登録機関は、CCUS登録の窓口代行を行う団体で、全国の建設業協会・労働組合・行政書士会等が指定されています。
主な認定登録機関の例:
- 一般社団法人 全国建設業協会
- 全国建設労働組合総連合(全建総連)
- 各都道府県の建設業協会
- 一部の行政書士会・社会保険労務士会
窓口申請のメリット
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 担当者と対面で相談できる | 書類の不備をその場で指摘 |
| 書類の代行入力 | スタッフがネット申請を代行 |
| 地域団体との関係構築 | 業界ネットワークが広がる |
| ITが苦手な方でも安心 | 紙ベース中心で進行 |
窓口申請のデメリット
- 登録料に1,000〜3,000円の代行料が加算される
- 受付窓口が地域限定(最寄り機関の確認が必要)
- 営業日のみ受付(土日対応は機関により異なる)
ネット申請と窓口申請、どっちがいいですか?
事業者ID取得の経験がある社内人員がいるならネット申請、初めてで不安なら窓口申請、というのが標準的な判断軸だ。一度経験すれば2回目以降はネット申請で十分こなせる
代行申請の活用|業界団体・行政書士の使い分け
「自社で申請する時間が取れない」「書類の整理が苦手」という事業者向けに、代行申請という選択肢があります。
代行申請の主な依頼先
| 依頼先 | 料金相場 | 強み |
|---|---|---|
| 行政書士 | 5〜15万円 | 建設業許可とセット対応・書類精度高 |
| 業界団体(建設業協会等) | 1〜5万円 | 地域密着・他事業者との情報共有可 |
| CCUS登録代行業者 | 3〜10万円 | CCUS特化・スピード対応 |
行政書士に依頼するケース
- 建設業許可を同時に取得・更新したい
- 経審の点数アップを総合的に相談したい
- 書類の精度・法的整合性を重視したい
業界団体に依頼するケース
- 地域の建設業協会に加入している
- 同業他社の情報も得たい
- コストを抑えたい
CCUS登録代行業者に依頼するケース
- とにかくスピード重視
- 複数社の登録を一括で進めたい
- 専門業者の運用ノウハウを活用したい
行政書士さんは建設業許可も詳しいから、まとめて任せられるんですね
その通り。建設業許可を持っていない事業者は、許可取得とCCUS登録のセット相談が最も効率的だ。許可番号がなければCCUS登録の評価項目も限定されるからだ
一人親方向け特例|事業者登録と技能者登録を効率化する3つのコツ
一人親方は事業者登録と技能者登録の両方が必要ですが、書類の重複を活用すれば効率的に進められます。
両方やるの大変そうですよね…
実は、一人親方向けの書類は事業者と技能者で7割が共通だ。コツを押さえれば1日〜2日で揃う
コツ①:事業者登録から先に進める
事業者登録で事業者IDを取得してから技能者登録を行うことで、所属事業者を自分の事業者IDで紐付けられます。逆順だと所属事業者の修正手続きが必要になります。
コツ②:一人親方労災を必ず加入
一人親方労災団体への加入は、CCUS登録の社会保険加入要件を満たすために不可欠です。一人親方労災団体は全国に多数あり、月額数千円で加入できます。
コツ③:簡略型ではなく詳細型を選ぶ
一人親方こそ現場での自己アピールが重要です。詳細型登録で資格・経歴を全て登録すれば、元請の選定で有利になります。
一人親方の合計費用と所要時間
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 事業者登録料 | 6,000円 |
| 技能者登録料 | 2,500円 |
| 合計 | 8,500円(書類郵送費別) |
| 書類収集期間 | 5〜7営業日 |
| 審査期間 | 事業者:3〜4週間 + 技能者:2〜3週間 |
| 完了まで | 約1.5〜2ヶ月 |
登録後の活用①|CCUSカード発行と現場での使い方

技能者登録が完了すると、CCUSカード(建設キャリアアップカード)が郵送されます。CCUSカードは現場での就業履歴蓄積の核となります。
CCUSカードの色ランク
CCUSカードには4色のランクがあります。
| 色 | レベル | 該当者 |
|---|---|---|
| ホワイト | レベル1(初級技能者) | 経験浅い技能者 |
| ブルー | レベル2(中堅技能者) | 一定経験あり |
| シルバー | レベル3(職長クラス) | 職長経験あり |
| ゴールド | レベル4(高度技能者) | 登録基幹技能者等 |
色ランクは能力評価制度に基づき、保有資格・現場経験・講習修了等で評価されます。
現場での使い方
1. 現場入場時にカードリーダーにタッチ 2. 入退場時刻が自動記録 3. 就業履歴がCCUS事務局のサーバーに蓄積 4. 後日、技能者・事業者がマイページで履歴確認
カードリーダーの設置は誰がやるんですか?
元請の責任で設置するのが原則だ。1台数万円〜10万円程度で、レンタル提供している業者もある。下請事業者がカードリーダーを用意する必要はない
登録後の活用②|経審加点・能力評価制度との連携
CCUS登録の最大の経営メリットは、経営事項審査(経審)の加点にあります。
経審加点の仕組み
経営事項審査の社会性等評価項目(W点)に、CCUS活用状況の加点が追加されています。
- 直近の公共工事すべてでCCUS導入:+10点
- 上記+民間工事も含めて活用:+15点
W点+15点は、経審総合評定値(P点)を約2.25点押し上げる効果です(W点ウェイト0.15換算)。
公共工事入札への影響
経審P点が上がると:
- 入札参加可能ランクの上昇
- 受注金額の上限引き上げ
- 大規模工事への参入機会増加
年商10億円規模の建設業者なら、入札ランクアップで数千万円〜数億円の受注機会増につながる可能性があります。
能力評価制度との連携
技能者の4色レベルは、能力評価制度に基づき決定されます。能力評価制度は、保有資格・経験年数・職長経験等を点数化する仕組みです。
- レベル4(ゴールド)技能者を雇用 → 経審の技術力評価で加点
- 職長レベル(シルバー以上)の在籍 → 元請の選定で有利
経審加点だけで数千万円規模の受注増、っていうのはすごいですね…
CCUS登録費用は事業者・技能者を合わせても年間数万円〜数十万円程度。一方で経審加点による受注機会増は数千万円〜数億円規模。投資対効果が極めて高い制度として位置づけられている
よくある申請エラー・却下理由5パターン

CCUS登録の申請で頻発する却下理由を、5パターンに分けて整理します。
パターン①:登記簿との表記不一致
法人名・住所・代表者名が商業登記簿謄本とCCUSの入力情報で表記揺れしている場合、却下されます。
- 「株式会社○○」と「(株)○○」の表記混在
- 旧住所のまま入力(本店移転未反映)
- 代表者の氏名フリガナの誤り
対策:登記簿謄本のコピーを手元に置き、1字1句完全一致で入力する。
パターン②:建設業許可番号の入力ミス
建設業許可番号の桁数・知事/大臣区分の入力ミスが頻発します。
- 一般・特定の区分間違い
- 知事許可と大臣許可の選択ミス
- 許可番号の桁数違い
対策:建設業許可通知書の現物を見ながら入力する。
パターン③:社会保険加入証明の不備
健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険の加入証明書が不足・期限切れの場合、却下されます。
- 健康保険被保険者証の写しが事業所証明として不適
- 雇用保険適用事業所設置届の控えが古すぎる
- 労災保険の加入証明が一人親方労災の場合の処理ミス
対策:発行3ヶ月以内の証明書を準備する。
パターン④:営業所写真の不備
営業所写真が不適切な場合、却下されます。
- 看板が不鮮明
- 外観のみで内部の事務スペースが写っていない
- 自宅兼事務所の場合、事業性が判別できない
対策:看板・外観・内部の事務スペースの3点を含める。
パターン⑤:技能者の社会保険未加入
技能者登録で、社会保険加入要件を満たさない場合、却下または保留になります。
- 雇用保険未加入
- 一人親方労災未加入
- 国民健康保険・国民年金の未払い
対策:登録前に社会保険・労災保険の加入状況を整える。
却下されたら最初からやり直しですか?
却下=再申請ではなく『修正再提出』のケースが大半だ。CCUS事務局から不備指摘のメールが届くので、指摘事項を修正して再提出する流れになる。やり直しではないので落ち着いて対応すれば大丈夫だ
CCUS登録に関するよくある質問Q&A 15項目
Q1事業者登録だけでもメリットはありますか?
Q2技能者登録だけで事業者登録は不要ですか?
Q3登録料の更新はいつ必要ですか?
Q4登録情報の変更はどうやって行いますか?
Q5CCUSカードを紛失した場合はどうすればいいですか?
Q6建設業許可がなくてもCCUS登録できますか?
Q7CCUS登録は元請からの強制ですか?
Q8一人親方の社会保険加入は必須ですか?
Q9複数の事業所で登録する場合は?
Q10CCUSカードリーダーの設置義務はありますか?
Q11CCUS登録費用は経費計上できますか?
Q12登録から経審加点反映までの期間は?
Q13技能者の能力評価レベルアップは可能ですか?
Q14CCUSとマイナンバーカードの連携は?
Q15CCUS登録代行を依頼する判断基準は?
まとめ|CCUS登録は建設業の事業発展の出発点

ここまで、建設キャリアアップシステム(CCUS)登録の事業者登録・技能者登録・必要書類・申請フロー・費用・期間・代行・却下対応までを整理しました。
この記事のポイント
- CCUS登録は事業者登録(法人・個人事業主)と技能者登録(個人)の2種類
- 一人親方は両方の登録が必要・書類は7割共通
- 事業者登録費用は6,000円〜120万円(資本金別)
- 技能者登録費用は2,500円(インターネット申請)
- 標準審査期間は事業者3〜4週間・技能者2〜3週間
- 経審加点は最大+15点・受注機会増は数千万円〜数億円規模
- 却下理由の大半は表記不一致・社会保険不備
- 代行依頼は行政書士・認定登録機関・代行業者の3択
CCUSは『面倒な制度』じゃなくて『経営の武器』なんですね
その通り。登録費用は経審加点と入札ランクアップで十分回収できる経営投資だ。今日から書類を集めて、1.5〜2ヶ月後には事業者ID・CCUSカードが手元に届く流れを作ろう
CCUS登録は、建設業の事業発展の出発点です。元請からの選定・経審加点・採用力強化・現場運用効率化——複数の経営メリットが連動する制度として、「いずれやる」ではなく「いま揃える」ものに変わりました。
本記事を保存版として、書類準備のチェックリストにご活用ください。
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参考資料・引用元
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*2026年5月 更新*
